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研究Research

研究活動

本学の研究活動

横断的な中央共同研究体制で、研究のレベルアップを図る
順天堂は、研究分野においても数多くの優れた功績を残していますが、研究における第一の特長は、その体制にあります。

医系大学の多くは講座制の研究体制を採用しているのに対し、順天堂は昭和40年代に、いち早く講座制の研究体制を横断的な中央共同研究体制に再編しました。これは研究のレベルアップを目的とした試みであり、研究に必要な施設や機器・設備類を講座単位ではなく、独自の“中央機構”で導入し、大学全体で保有、管理しようというものです。各施設には専任スタッフも常駐し、研究の効率化や精度を高めていくための支援を行っています。

近年の医学研究は、分子生物学の進歩に伴い、理学、薬学、工学など、分野を越えた成果や技術をどんどん取り入れていくことが必要になってきました。それを先駆性をもって、効率的・効果的に推進し、確実にバックアップしていくのが中央機構なのです。講座制のみならず基礎医学と臨床医学の壁すら取り払った、この優れた研究体制のもと、順天堂は大学紛争時代の変化に柔軟に対応し、わが国のみならず世界の医学をリードする研究を推進しています。研究レベルの高さはもとより、人格重視、開かれた研究の場をいち早く提供し、出身大学や学部、国籍を問わず博士(医学)及び修士(医科学)の学位が取得できるのも順天堂の大きな特長です。

研究支援体制

  • 大型研究プロジェクト等の提案・実施のための一貫した研究支援体制の整備
  • 研究プロジェクトの申請・採択からその後の成果発信、法的・倫理的問題の解決などの支援
  • 日本初の革新的医薬品・医療機器等の開発などに必要となる質の高い臨床研究や治験を推進するため、国際水準の臨床研究及び医師主導治験の中心的な役割を担う病院における研究支援
  • 順天堂大学における学部横断的な研究開発の推進を所管
  • 国内外の医療機関及び企業から相談を受けたシーズに対して、順天堂の有する強力な臨床力を活用した研究開発マネジメントの実施
  • 研究開発支援に資する研究や教育
研究基盤センター
  • 横断的な中央共同研究体制である本学において研究に必要な施設や機器・設備類を保有、管理
  • 各施設において専任スタッフを常駐、研究の効率化や精度を高めていくための支援

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

大学の経営戦略や研究戦略に基づき、各大学が特色を活かした研究を実施するため、文部科学省がその研究基盤の形成を支援する「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に医学研究科から次のプロジェクトが採択されています。

 
研究期間研究代表者プロジェクト名
平成26年度~
平成30年度
スポートロジーセンター
(スポートロジーセンター介護予防ユニット)
綿田裕孝 センター長補佐(教授)
骨格筋機能に着目した統合的な介護予防法開発プロジェクト
平成26年度~
平成30年度
ゲノム・再生医療センター
新井 一 センター長(学長)
再生技術を用いた生活習慣病の次世代型統合的研究基盤の構築
平成25年度~
平成29年度
環境医学研究所
高森建二 所長(特任教授)
難治性“かゆみ”の発症機構解明と予防・治療法開発の研究基盤構築
平成24年度~
平成28年度
感染制御科学研究センター
平松啓一 センター長(教授)
薬剤耐性感染症の予防・治療のための新技術開発に向けた研究基盤推進
平成23年度~
平成27年度
老人性疾患病態・治療研究センター
服部信孝 副センター長(教授)
細胞・脳機能研究の融合による神経疾患診断・治療報法開発拠点の形成
平成23年度~
平成27年度
アトピー疾患研究センター
池田志斈 副センター長(教授)
“バリア”に着目したアレルギー疾患の病態解明と治療のための研究拠点の形成
平成21年度~
平成23年度
感染制御科学研究センター
平松啓一 センター長(教授)
薬剤耐性感染症の予防・治療のための新技術開発
平成20年度~
平成22年度
アトピー疾患研究センター
(アレルギー遺伝・環境研究ユニット)
池田志斈 副センター長(教授)
環境・遺伝要因に着目したアレルギー疾患の病態解明と治療に関する研究

文部科学省選定事業

内閣府事業(最先端・次世代研究開発支援プログラム)