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医学部・医学研究科紹介Faculty Introduction

教育・研究の目的と方針

医学部

教育研究上の目的

医学部では、順天堂大学医学部の使命の下で策定された各年次のカリキュラムを履修し、かつ定められた基準に合格することによって、順天堂大学医学部のコンピテンシーを身に付け、次の資質・能力を修得した者に対して学士(医学)の学位を授与します。
  1. 科学的根拠に基づいた医学・医療を行うための体系的な知識、確実な技術・技能及び適正な態度が身に付いている。
  2. 常に進歩する医学・医療を生涯にわたってアクティブに自学自習する不断前進の態度・習慣が身に付いている。
  3. 常に相手の立場に立って物事を考え、高い倫理観を持ち、人間として、医師・医学者として他を思いやり、慈しむ心(学是「仁」)が涵養されている。
  4. チーム医療・研究を円滑に遂行できる能力と習慣が身に付いている。
  5. グローバル化する国際社会における諸問題に多面的な視点から対処し、解決できる能力と未来を切り開く人間性溢れる豊かな教養が身に付いている。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

医学部では、順天堂大学医学部の使命の下で策定された各年次のカリキュラムを履修し、かつ定められた基準に合格することによって、順天堂大学医学部のコンピテンシーを身に付け、次の資質・能力を修得した者に対して学士(医学)の学位を授与します。

Ⅰ.診療技能・患者ケア,医学的知識
科学的根拠に基づいた医療・医学研究を行うための基礎、臨床の医学的知識を有し、体系的に理解し説明できる。それを応用し、基本的な診察・手技を適切に実践できる。

Ⅱ.医療安全
医療安全の重要性を理解し、適切に実践できる。感染予防対策の適切な方法・プロセス、問題を起こしやすい状況とその対応を理解し実践できる。

Ⅲ.チーム医療,コミュニケーション
チーム医療や患者の抱える問題を理解し、医療チームの一員として適切に多職種と連携することができる。
他者と信頼関係を構築することができ、良好なコミュニケーションがとれる。

Ⅳ.医療の社会性
行動科学、社会医学、地域医療のシステム、プライマリ・ケアを理解したうえで、患者・国民のニーズを認識し、必要な医療と医療制度を概説できる。

Ⅴ.倫理とプロフェッショナリズム
医の倫理・生命倫理、患者の権利・立場と心理を理解し、高い倫理観・適正な態度を身につけている。倫理・法律に反しない行動ができ、医療人・研究者としての責任感をもって行動できる。

Ⅵ.自立的学習能力,順天堂大学医学部で学んだ者としての誇りと責任
順天堂大学で学んだ者として、生涯にわたってアクティブに自分の目標に向けた学習をする不断前進の態度・習慣を身につけ、医の歴史や健康に与える運動の影響を理解し、他を思いやり慈しむ心(学是「仁」)を持った行動ができる。
グローバル化する国際社会において医学・医療の分野で国際的に活躍できる語学力、医療能力、未来を切り開く人間性溢れる豊かな教養を有している。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

順天堂大学医学部の使命の下で、卒前卒後の継ぎ目のない教育を目指し、順天堂大学医学部のコンピテンシーを身に付け、ディプロマ・ポリシーに示す資質・能力を修得するため、以下のとおり教育課程を編成・実施します。また、学修成果を適切に評価し、教育方法の改善を行います。
  1. 常に相手の立場に立って物事を考え、人間として、医療人として他を思いやり、慈しむ心、即ち学是「仁」の心を涵養するため、1年生全員を学生寮に約1年間入寮させ、集団の中での個の確立と、学是「仁」の涵養を寮生として実践実習します。
  2. 科学的根拠に基づいた医学・医療・研究を行うための体系的な知識、確実な技術・技能、適正な態度を身に付けるため、1年次には自然科学と英語を中心とした基礎教育及び医療入門を提供します。また、特定の課題を少人数による議論と思考で進めるPBL(Problem Based Learning)を行い、全学生のモチベーション及び課題探求力・分析的評価能力を向上させる場を提供します。1年次後半以降の専門科目においては、生命科学、基礎医学、臨床医学を関連づけ、体系的に学び、医学への探求心を養うため、臓器別・病態別の水平的・垂直的統合型カリキュラムを採用します。
  3. 3年次には、科学的思考能力を高め、医学における研究の重要性を理解し、生涯にわたってアクティブに自学自習する態度・習慣を涵養する小グループ制の基礎ゼミナールを設定します。将来、研究者を目指す者に対しては、研究医を養成するコースを設けます。
  4. 入学後の早い時期から病院見学、看護実習、施設実習、医療体験実習、診察技法実習、基本手技実習、救急医学実習等の体験実習を行います。医療職の一員として医療の現場に参画することにより、保健医療制度を理解し、多様な職種の専門家との連携や共同作業を行えるコミュニケーション能力の涵養を目指します。特に、4年次後半からの本格的な臨床実習では、それぞれ特徴的な機能を持つ医学部附属6病院で患者を受け持ち、実際に医療チームに加わることにより、臨床能力を身に付ける教育を行います。
  5. 教養教育を重視するとともに、国際社会で活躍できる能力を養うため、実践英語を高学年まで課します。5、6年次の臨床実習では、海外での実習機会(2~8週間、留学先は自ら選べる)を提供し、国際的視野を獲得する場を提供します。
学修成果は、授業科目の修得状況による客観的評価、コンピテンシーの項目群を学生が参照し、定期的に自己のパフォーマンスを評価する主観的評価によって、包括的に評価します。各科目のコンピテンシー達成レベルはシラバス等に明示します。
学生によるコンピテンシーに基づくカリキュラム評価結果を活用し、カリキュラムの自己点検・評価を行います。内部質保証の維持、向上のため、第三者の視点を踏まえ、カリキュラムの自己点検・評価を定期的に行い、教育方法の改善につなげていきます。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

求める学生像

医学部では、医学・医療の知識・技能のみならず豊かな感性と教養を持ち、国際社会や地域社会に貢献し、未来を拓く人間性溢れる医師・医学者を養成するため、次のような学生を求めます。
  1. 一人の人間として、人間と自然を愛し、相手の立場に立つ思いやりと高い倫理観を有する人
  2. 幅広い人間性、柔軟性と協調性を備えた基本的なコミュニケーション能力を有する人
  3. 自ら課題を発掘し、知的好奇心を持って、課題解決に取り組む主体性を有する人
  4. 国際的な視点から医学・医療の進歩に貢献しようとする熱意を有する人
  5. 入学後も、自己啓発・自己学習・自己の健康増進を継続する意欲を有する人

大学入学までに身に付けておくべき教科・科目等

医学部では、大学入学までに高等学校等において、次の教科・科目等を身に付けておくことが望まれます。
  1. 理科:物理、化学、生物についての十分な知識と科学的な思考力・探究心
  2. 数学:数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学 A、数学 B についての十分な知識と論理的思考力
  3. 英語:国際社会で活躍するための基礎的なコミュニケーション能力、十分な読解力、表現力、思考力、会話能力、言語や文化についての理解、TOEFL-iBT 68 点程度/IELTS 6.0 程度、もしくは同等水準の英語能力
  4. 国語:十分な文章読解力、文章構成力、論理的表現力
  5. 地理歴史・公民:世界史 B、日本史 B、地理 B、現代社会、倫理、政治・経済についての基礎的な知識
  6. 特別活動及び課外活動等を通じた主体性、協調性、思いやり、奉仕の心

入学者選抜の基本方針

医学部では、医師・医学者になろうと努力する学生に対し、6年間で卒業し、ストレートで医師国家試験に合格させるよう教育しますが、単に医師国家試験合格だけを目指すのではなく、国家試験をものともしない、知性と教養と感性溢れる医師・医学者を養成するため、入学者選抜方法として、学力試験のみならず、受験生の感性や医師・医学者となるべき人物・識見・教養を見極めるために、小論文試験・面接試験を課し、また、小中高に至る活動を知る資料の提出により、総合的な判定に基づき、入学者を選抜します。

大学院医学研究科

教育研究上の目的

医科学専攻(修士課程)

修士課程は、医学以外の教育を受けた学生を受け入れ、医学・生命科学・医療学の知識を系統的に修得できるカリキュラムのもと、創造的で幅広い視野を持ち、生涯にわたって医科学と向き合う姿勢、能力を涵養する教育、研究の場であり、本学の学是「仁」の精神―常に相手の立場にたって物事を考え、他を思いやり、慈しむ心を兼ね備えた“志高き医学・医療の研究者・高度専門職業人”を育成することを教育研究上の目的とする。

医学専攻(博士課程)

博士課程は、医学を人間に関する総合科学と位置づけ、不断前進する医学的知識・技術を理解、実践し、更にはこれを自ら更新する能力を修学する教育・研究の場であり、常に相手の立場にたって物事を考え、人間として、あるいは医学者として他を思いやり、慈しむ心、これ即ち学是、「仁」の心を兼ね備えた医学・医療の指導者・実践者を国際的レベルで育成する教育研究の拠点である。
このような基本理念に立脚して、生涯にわたって医学と向き合う姿勢をもった基礎医学者と臨床医学者、あるいはその両方を兼ね備えた Physician-Scientist、究極的には心身共に病める人々を救済する“志高き医師・医学者”を育成することを教育研究上の目的とする。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

医科学専攻(修士課程)

標準修業年限(2年)在籍し、課程設置の趣旨と人材養成目的に沿って設定した授業科目を履修して、基準となる単位数以上を修得し、次の資質・能力を身に付けるとともに、研究科が行う修士論文の審査及び試験に合格した者に対し、履修コース・学位プログラムに応じて、修士(医科学)または修士(公衆衛生学)の学位を授与します。
  1. 医科学分野における十分な基礎知識の修得
  2. 医科学分野の研究を遂行する能力や高度の専門性を求められる職業等に必要な能力及び強い責任感と高い倫理観
  3. 知識の専門性を高め、基礎及び応用医科学研究の幅を広げながら研究成果を発信できる能力

医学専攻(博士課程)

標準修業年限(4年)在籍して、体系的教育コースであるコアプログラム(基礎教育、実践教育、レクチャーシリーズ)及び専門領域における研究指導コースである専門プログラム(専門コース、専門研究)合計で30単位以上を修得し、次の資質・能力を身に付けるとともに、査読のある国際的学術誌に筆頭著者として公表する原著論文についての学位審査及び最終試験に合格した者に対し、博士(医学)の学位を授与します。ただし、評価の高い国際雑誌に論文を発表し、高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を確認できた場合には、3年次に学位試験を受験することができます。
  1. 基礎医学研究及び臨床医学研究に必要な幅広い研究領域の知識・技能及び研究を企画・遂行できる能力
  2. 大学院生が希望する研究領域の研究において、専門的知識・技能を駆使し自ら研究プロジェクトを遂行できる能力、同時に研究の本質を見極める判断力、独創的な発想、強い責任感と高い倫理観及び新たな分野を切り拓く能力
  3. 国際的視野を持ち、研究成果を国際的に発信し当該分野の研究の発展に貢献できる能力や高度の専門性を求められる職業等に活かし指導的役割を果たす能力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

医科学専攻(修士課程)

本専攻においては、医学分野以外の教育を受けた学生・社会人・外国人などに対し、医科学の基礎的知識を身に付け、更に専門的研究力を身に付けるための教育課程を編成します。
  1. 基礎教育科目
    医科学分野の基礎的知識を修得し、のちに専門的研究力を身に付けるために必要となる基礎的な能力を修得するカリキュラムを編成します。
  2. 専門教育科目
    医療関連企業従事者、病院勤務者、大学・研究所勤務者などが、それぞれのキャリア・興味・関心に応じて、自らに不足している高度な専門的知識・技能及び研究を遂行できる能力を修得する授業を展開するとともに、研究者や高度専門職業人に求められる判断力、強い責任感及び高い倫理観を育むカリキュラムを編成します。
  3. 研究指導科目
    研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。

医学専攻(博士課程)

本専攻においては、研究者に必要な基礎的能力を養うコアプログラムと、それを応用する方法を学ぶ専門プログラムからなる教育課程を編成します。
  1. コアプログラム
    • ①基礎教育[Unit1]
      博士課程における導入教育として、Basic Course(研究手法の原理・科学的思考法などの医学者に必要とされる基礎知識)、Research Support Course(実験方法や解析方法の基礎的知識)、Advanced Course(研究プロジェクト遂行と学位論文作成のための基礎教育)の3科目で構成されるカリキュラムを編成します。
    • ②実践教育[Unit2]
      基礎医学・臨床医学融合型のコースワーク(講義・演習・実習を組み合わせた授業)を編成します。大学院生個々のキャリアパスに応じて複数のテーマからコースを選択することができ、実践的な研究遂行能力を育成します。
    • ③レクチャーシリーズ[Unit3]
      大学院生が所属する教育研究分野に関連する領域の研究を幅広く学修し、豊かな教養の涵養と国際的通用性を身につけるカリキュラムです。大学院特別講義(英語による講義を含む)、Current Topics(学内で開催される最先端の医学・医療セミナー)及びE-learning等のコースワークを編成します。 
  2. 専門プログラム
    ①専門コース(講義・演習・実験実習)[Unit4]
    ②専門研究(論文・研究指導)[Unit5]
    専門プログラムは、専門コース(講義・演習・実験実習)と専門研究(論文・研究指導)で編成され、研究者養成(基礎系・臨床系)、高度臨床専門家養成(臨床研究)を目的としたプログラムです。大学院生が所属する教育研究分野の研究室における個人指導によって、自ら研究プロジェクトを遂行し、研究の本質を見極める判断力、独創的な発想、強い責任感と高い倫理観及び新たな分野を切り開く能力を修得するプログラムを編成します。
  3. 研究遂行・成果発表
    研究計画書に基づいて研究を遂行し、3年次後半に学位論文の研究に関する研究成果の中間発表を行います。中間発表は抄録作成・口頭発表ともに英語で行い、英文による論文作成を指導します。審査員による評価と助言を受けると同時に研究の進捗状況が研究科委員会に報告されます。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。

以上のような大学院教育によって、生涯にわたって医学と向き合う姿勢を持った基礎医学者や臨床医学者、及びその両方を兼ね備えたPhysician-Scientist、究極的には心身共に病める人々を救済する“志高き医師・医学者”を育成します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

医科学専攻(修士課程)

入学者受入れ方針

本専攻は、医学分野以外の教育を受けた学生・社会人・外国人などに対して、基礎的な医学・生命科学・医療学・病院管理学・医学教育学・スポートロジーなどを体系的に修得できるようにします。医学・医療の基本的な知識と研究能力を礎として、創造的で幅広い視野を持ち、生涯にわたって医科学と向き合う姿勢を持ち続け、「仁」の心を兼ね備えた“志高き医学・医療の研究者・高度専門職業人”を育成するため、次のような志ある人物を求めます。

求める学生像

  1. 医学・医療の各分野において真摯に研究に取り組み、自らの持つ感性と倫理観を絶えず磨いていく意欲の高い人
  2. 知的好奇心に富み、論理的な分析力、粘り強い行動力や協調性を有し、医学・医療の各分野で活躍できる人
  3. 医科学分野において研究成果の応用を通じて地域・社会に貢献しようとする志のある人
  4. 入学後の研究ビジョンがあり、継続的に自己研鑽に励み、外国語を含むコミュニケーション能力を身に付け、新たなことに挑戦しようとする強い意志と意欲を持つ人

医学専攻(博士課程)

入学者受入れ方針

本専攻は、医学を人間に関する総合科学と位置づけ、不断前進する医学的知識・技術を理解、修得、実践し、更にはこれを自ら更新する能力を修学する教育・研究の場です。そして、常に相手の立場にたって物事を考え、人間として、あるいは医学者として他を思いやり、慈しむ心、これ即ち学是、「仁」の心を兼ね備えた医学・医療の指導者・実践者を国際的レベルで育成する教育研究の拠点でもあります。このような基本理念に立脚して、生涯にわたって医学と向き合う姿勢をもった基礎医学者と臨床医学者、あるいはその両者を兼ね備えた Physician-Scientist、究極的には心身共に病める人々を救済する“志高き医師・医学者”を育成するため、次のような人物を求めます。

求める学生像

  1. 不断前進する医学を、生涯にわたってキャッチ・アップし、アクティブに学習し、正すべきは正し、新しい知識・技術を理解、修得、実践する能力の涵養を志す人
  2. 自立した研究者として先進的な医学を追及し、高度な知性と技能、外国語を含むコミュニケーション能力を磨き続け、学術の進展に貢献するとともに世界に飛躍しようとする熱意のある人
  3. 人間に関する総合科学である医学と常に向き合う姿勢と研究的な視点を備え、社会に貢献しようとする志のある人
  4. 入学後も継続的に自己研鑽に励み、若い情熱とエネルギーも持って新たなことに挑戦しようとする強い意志と意欲がある人

【 学位プログラム版 】教育目標および各ポリシー

展開医科学 学位プログラム

教育研究上の目的

順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「展開医科学」では以下の通りに教育目標を定めています。
本プログラムでは、医学・医療領域における基礎的・応用的研究の推進に貢献できる人材及び高度な医療関係業務に関わる人材を養成します。そのため、医学分野以外の教育を受けた学生・社会人・外国人などに対して、基礎的な医学・生命科学・医療学・病院管理学・医学教育学・スポートロジーなどを体系的に修得できるようにします。医学・医療の基本的な知識と研究能力を礎として、創造的で幅広い視野を持ち、生涯にわたって医科学と向き合う姿勢を持ち続け、「仁」の心を兼ね備えた“志高き医学・医療の研究者・高度専門職業人”を育成することを教育目標としています。
 

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

学位プログラム「展開医科学」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して30単位以上を修得し、以下に示す資質・能力を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(医科学)(Master of Science in Medicine)の学位を授与します。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
  • 医科学分野における十分な基礎知識の修得
  • 医科学分野の研究を遂行する能力や高度の専門性を求められる職業等に必要な能力及び強い責任感と高い倫理観
  • 知識の専門性を高め、基礎および応用医科学研究の幅を広げながら研究成果を発信できる能力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 学位プログラム「展開医科学」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。
 本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、医科学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
  • 基礎教育科目:医科学の基礎的知識を修得し、のちに専門的研究力を身に付けるために必要となる基礎的な能力を修得するカリキュラムを編成します。配置科目は「医科学概論Ⅰ(生化学・生理学)」「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」「医科学研究方法論Ⅰ」「医科学研究方法論Ⅱ」「医療倫理学」「基礎生物統計学」「健康行動科学概論」「臨床遺伝学概論」「ヘルスプロモーション」「ヘルスコミュニケーション」です。
  • 専門教育科目:医療関連企業従事者、病院勤務者、大学・研究所勤務者などが、それぞれのキャリア・興味・ 関心に応じて、自らに不足している高度な専門的知識・技能及び研究を遂行できる能力を修得する授業を展開するとともに、研究者や高度専門職業人に求められる判断力、強い責任感及び高い倫理観を育むカリキュラムを編成します。配置科目は「基礎疫学」「医科学概論Ⅲ(内科系分野)」「医科学概論Ⅳ(外科系分野)」「低侵襲な診断と治療技術概論」「感染症の基礎と臨床」「生体防御機構の仕組みと破綻」「検査医学と病理」「脳科学の基礎と臨床」「リハビリテーション医学」「がんと遺伝子」「免疫の仕組みと疾患」「老人性疾患の病態と治療」「メタボリックシンドロームの基礎と臨床」「人体の構造と機能の基本と演習」「人体の組織細胞学演習」「大学院セミナー」です。
  • 研究指導科目:「展開医科学研究」を配置し、研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

 学位プログラム「展開医科学」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、次のような志ある人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
  • 医学・医療の各分野において真摯に研究に取り組み、自らの持つ感性と 倫理観を絶えず磨いていく高い意欲がある。
  • 知的好奇心に富み、論理的な分析力、粘り強い行動力や協調性を有し、医学・医療の各分野で活躍できる。
  • 医科学研究の成果の応用を通じて地域・社会に貢献しようとする志がある。
  • 入学後の研究ビジョンがあり、継続的に自己研鑽に励み、外国語を含むコミュニケーション能力を身に付け、新たなことに挑戦しようとする強い意志と意欲を持っている。
入学者選抜の方針
  • 入学前に医科学コースが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
  • 英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
  • 語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
  • 面接試験では、医科学コースに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。
臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)学位プログラム

教育研究上の目的

順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)」では以下の通りに教育目標を定めています。

ゲノム医療の担い手となる認定遺伝カウンセラーの育成は、わが国における急務の課題です。遺伝医療を必要とする患者や家族が求める情報を提供し、当事者の自律的な意思決定を支援することは、学是「仁」の実践に他ならないと考えられます。
学位プログラム「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)」は、認定遺伝カウンセラー養成課程として、新しい医療専門職の人材育成に貢献すること、そして認定遺伝カウンセラー制度が形づくってきた体系的な教育に取り組むことで集う全ての者が技術力と実践力を高め、未来のゲノム医療の礎を築くことを目的としています。
本プログラムでは、認定遺伝カウンセラー養成コースの一般目標(GIO)である「遺伝医療の現場において臨床遺伝専門医や他の医療スタッフと協力して、相談に訪れたクライエント(来訪者)に科学的で適切な情報を提供できるようにする。そしてクライアントが遺伝子診断、遺伝子治療を含む医療や生殖行動など自らの意思により自分や家族の適切な健康管理を実践するために必要な臨床遺伝学、遺伝カウンセリングに関する基本的な知識、技術、態度を学ぶ」ことを教育目標としています。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

学位プログラム「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して30単位以上を修得し、

以下に示す資質・能力を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(医科学)(Master of Science in Medicine)の学位を授与します。また、本プログラムは、日本人類遺伝学会ならびに日本遺伝カウンセリング学会の認定を受けた認定遺伝カウンセラー養成課程であり、プログラムを修了することにより、認定遺伝カウンセラー試験の受験資格を得ることができます。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
  • 遺伝カウンセリング学分野に関する十分な基礎知識の修得
  • 高度の専門性を求められる認定遺伝カウンセラーに必要な能力及び医療従事者の一員としての強い責任感と高い倫理観
  • 遺伝カウンセリング領域の研究を遂行する能力と研究成果を発信できる能力

認定遺伝カウンセラー専門養成課程として、以下の詳細な到達目標(SBO)が定められています。
  • 知識レベル:
    人類遺伝学の基本知識、代表的な遺伝性疾患の臨床像、自然歴、診断法、治療法に関する基本的知識を持ち、発生予防、医学的管理、社会的資源の活用法などを知っている。遺伝子診断の基礎を理解し、発見された遺伝子異常についてクライエントへの情報提供や遺伝カウンセリングをおこなうための基本的知識を修得している。認定遺伝カウンセラー®として活動するためにわが国の医療・福祉システムや制度、倫理および法的背景について必要な知識を修得している。
  • 技術レベル:
    遺伝医療のニーズにあった家系情報を収集し、家系図にまとめることができる。クライエントが持つ問題の遺伝学的リスクを正しく推定できる。クライエントと好ましい人間関係をつくるためのコミュニケーション技術を持っている。クライエントに共感的理解と受容的態度を示しながら非指示的カウンセリングを行うことができる。クライエントの心理的課題に認定遺伝カウンセラー®の立場から介入でき、家族等周囲との人間関係を調整し、患者や家族のQOLを向上させるための指導技術を持っている。遺伝医学の最新情報、専門医療情報、社会資源情報、患者の支援団体情報を収集し、その情報をクライエント自身が活用できる形で提供したり、臨床遺伝専門医との連絡、専門医療機関や地域行政機関と連絡調整をおこない、クライエントが最良の遺伝医療を受けることができるよう調整したりする技術を持っている。専門職として常に最新の遺伝医学情報にアクセスし、臨床遺伝専門医とのミーティング、研修会への出席、学会活動など自己学習の手段を修得している。
  • 態度レベル:
    認定遺伝カウンセラーは遺伝医療を支える医療スタッフの一員であると同時に、医療技術を提供する主治医の立場からではなく、クライエントの側に立って最良の選択を行えるよう援助することが求められていることを自覚し、臨床遺伝専門医、主治医、他の医療・福祉スタッフとの間で好ましい人間関係を作り出すための調整技術と態度を身につけている。また、医療スタッフの一員として、ジュネーブ宣言とヘルシンキ宣言の主旨を遵守したうえ、クライエントの利益に深い配慮をはらいながら活動する態度を身につけている。クライエントに対してはカウンセリング・マインドを基本とし、社会通念や倫理規範にも十分に配慮しながら科学的なカウンセリングを行う態度を修得している。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

学位プログラム「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。

本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、医科学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
  • 認定遺伝カウンセラーとしての専門研修を受ける前に下記の教科目(a.b.)については大学教育レベルの教育を受け、単位習得しておくことを条件としています。これらの基礎的な能力を修得するためのカリキュラムとして基礎教育科目を開講しています。人間科学系科目、自然科学・医療系科目を取得していない者は補修として受講可能な機会を提供しており、それ以外の者がより広範な知識を習得のための受講も可能です。
    a.人間科学系科目:人間発達学、心理学(または臨床心理学、コミュニケーション学、カウンセリング論)、倫理学(または生命倫理学、看護倫理学)
    b.自然科学・医療系科目:生物学、化学(または一般化学、化学概論)、遺伝学(または人類遺伝学、分子遺伝学、生命科学)、統計学、医学概論(または医療概論、医療科学、看護概論)、公衆衛生学(または保健医療福祉論、基礎保健学)
  • 基礎教育科目:認定遺伝カウンセラーとしての専門研修を受ける前に、該当する科目について大学レベルの教育を受け単位取得していない場合は履修必修とします。配置科目は「医科学概論Ⅰ(生化学・生理学)」「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」「医科学研究方法論Ⅰ」「基礎生物統計学」「健康行動科学概論」「臨床遺伝学概論」「ヘルスプロモーション」「ヘルスコミュニケーション」です。
  • 専門教育科目(必修科目22単位):学生各々のキャリア・興味・関心に応じて、自らに不足している高度な専門的知識・技能及び研究を遂行できる能力を修得し、研究者や高度専門職業人に求められる判断力、強い責任感、そして高い倫理観を育むためのカリキュラムです。また、医療専門職の一員となるのに十分な経験ができるよう、数多くの疾患に触れる実習をカリキュラムに組み込んでいます。年間手術件数が全国最多の医療機関である順天堂医院での外来見学や、院内に設置されている東京都難病相談・支援センターにおける遺伝性疾患を含む難治性疾患の就労、自立支援、社会支援に触れる機会、また臨床遺伝専門医研修施設として開催している症例カンファレンスへの参加など、遺伝医療に取り組む医師とのコミュニケーションの場を提供し、将来のキャリアパス・医療人としての心得を育むことを重視しています。配置科目は「基礎人類遺伝学(1)」「基礎人類遺伝学(2)」「臨床遺伝学(講義)臨床遺伝学(演習)」「遺伝サービス情報学」「遺伝医療と社会」「遺伝医療と倫理(講義)」「遺伝医療と倫理(演習)」「医療カウンセリング概論」「遺伝カウンセリング(講義)」「遺伝カウンセリング(演習)」です。
  • 研究指導科目:「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)研究」を配置し、他の教育研究分野(講座・研究室等)と交流しつつ、自由闊達にリサーチクエスチョンを立てることへ挑戦しながら、修士論文をまとめる技術を習得していくことを目指しています。研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。
  • 大学院修了後、医療関連分野に多くの者が従事すると想定されることから、医療従事者からの基礎的、専門的知識に対する要請に十分に応えられる授業科目を基礎教育科目、専門教育科目を履修した上で、それらの十分な知識を背景に研究指導科目を通してプレゼンテーション能力が向上するよう各授業科目を構成し、学生スキルを向上させるように工夫されている。また、研究指導科目では研究指導担当教員を中心に関連する多種多様な教育研究分野の教職員・研究者と交流を図ることにより、大学院修了後に研究者として立ち位置を見定められるよう対応しています。医学研究科博士課程臨床遺伝学への進学を目指す学生が、医科学研究者として、医学・医療の基礎知識を修得し、研究者としてスタートを切るための基礎的能力を身に付けられる指導体制を整備しています。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

学位プログラム「臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、プログラムを通じて、遺伝カウンセリングの実践に必要な専門的知識、カウンセリング理論と技法を体得し、遺伝医療を必要としている患者や家族に適切な遺伝情報や社会の支援体制などの情報を提供し、心理的、社会的サポ-トを通して当事者の自律的な意思決定を支援する、ゲノム医療に重要な役割を果たすことができる人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
  • 修士科目の履修に必要な人間科学系科目や自然科学・医療系科目に関する基礎知識を有している。
  • 認定遺伝カウンセラーに必要な臨床遺伝学、遺伝カウンセリングに関する基本的な知識を吸収する積極的な意欲がある。
  • 必要な技術、態度レベルの習得に取り組む姿勢がある。
  • 英語論文を理解できるレベルの語学力を有している。
入学者選抜の方針
  • 入学前に医科学コースが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
  • 英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
  • 語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
  • 面接試験では、医科学コースに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。
  • 医科学コースの選抜方針に加えて、遺伝カウンセリングプログラムとして面接試験を実施します。
データサイエンス 学位プログラム

教育目標

 順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「データサイエンス」では以下の通りに教育目標を定めています。
 情報通信(ICT)技術の飛躍的な発展により、社会のあらゆる分野で膨大な多種多様なデータが発生し、蓄積されている。このビッグデータを利活用し、社会に貢献するためには、データを利用可能な形で蓄積し、それを解析する。その結果を利用して人工知能を開発し、さらに人工知能を高速化してより高度な解析や問題解決を行っていかねばならない。データサイエンスはそのために生まれた学問で、データに関する総合的な学問及び学問分野といえる。データをコアとして数理統計等の手法の下に機械学習や深層学習等のAI技術を活用して、データの処理・分析を行い、有益な知見や新たな価値の創造をもたらす学問とされる。カルテ情報のみならず、医療画像やゲノムはすでにデジタル化されたビッグデータであり、さらにスマートウオッチ等により得られるPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)情報は飛躍的に増えており、それらの解析から得られる有益な情報は直接患者さんに戻すことが可能である。医療系のデータサイエンスの発展が強く望まれる。
 データサイエンスの主な領域としては、①大規模データを使いやすい形に整え蓄積して、分析に適した環境やシステムを構築するためのデータエンジニアリング、②データの分析や解析を行う、データからパターンを法則化し、集計・グラフ化等によりデータを可視化する、統計学的な手法によるモデル構築等を行うデータアナリシス、③データ分析の結果により課題解決策を提言したり、データソースから得られた情報を磨き上げ、新たな価値創造を行う分野などがある。特に医療系では扱うそれぞれの分野における医療の基礎的知識が必要となる。
 本プログラムでは、医療系のデータサイエンティストとして、次のような人材を養成することを教育目標としています。
・データエンジニアリング、データアナリシスなどのデータの扱いに長じ、客観的かつ的確にビッグデータを解析し、活用できるデータサイエンティスト。
・そのために必要なコンピュータサイエンスの素養を身に着け、必要に応じてプログラムを開発できる人材。
・医療データが要配慮個人情報を含み慎重かつ安全な取り扱いが必要な点を十分認識し、適正な取り扱いの上、安全な解析を行える知識とスキルを持った人材。
・独自のプロフェッショナリズムを持つ多様な医療の専門家と円滑なコミュニケーションがとれる人材。

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)

 学位プログラム「データサイエンス」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して30単位以上を修得し、以下に示す資質・能力を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(医科学)(Master of Science in Medicine)の学位を授与します。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
・データサイエンス人材に求められる行動規範を理解し、その実践を通じ高い倫理観と人間尊重の意識・態度を有している。
・医療・医学に関する基本的な知識と求められる倫理観を身につけている。
・データサイエンスの基礎となる数理統計、コンピュータサイエンス等の知識を身につけ、必要に応じてソフトウエアの開発に関与することが可能な能力を有する。
・医療の専門家と円滑なコミュニケーションを図ることができ、専門家と協力して現場の課題をデータサイエンスのスキルをもって解決していく態度を身につけている。
・進歩の早いデータサイエンス、医療の両方の分野に知的興味を保ち続け、自律的な学修を継続して自己成長する方法と態度を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 学位プログラム「データサイエンス」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。
 本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、医科学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
・基礎教育科目(医科学共通):入学前に大学教育レベルの教育を受け、単位取得していない場合に履修を必須とする科目として、「医科学概論Ⅰ(生化学・生理学)」「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」を配置している。
・基礎教育科目(医科学基礎):入学前に大学教育レベルの教育を受け、単位取得していない場合に履修を必須とする科目として、「医科学研究方法論Ⅰ」「医療倫理学」を配置している。
・基礎教育科目(データサイエンス基礎):データサイエンスの基礎的知識を習得し、のちに専門的研究力を身に着けるために必要なカリキュラムを編成しています。コンピュータサイエンス、汎用性の高いソフトウエア(Python)などを用いたプログラム演習、非線形化学などを必修とし、数学や統計の素養を合わせるため1年前期に選択科目として基礎数学や統計があります。データサイエンスとして必要な法制や倫理も必須としています。
・専門教育科目:専門教育科目はほとんど選択科目あるいは選択必修科目で、幅広い医療分野や産学連携講座で学べるカリキュラムが編成されていれます。データサイエンス演習や研究演習を多く用意して、データハンドリング、セキュリテーの演習や、MRIなどの脳画像の画像統計解析と人工知能開発研究の演習が選択可能です。
産学連携講座が本プログラムの特徴で、IBM、 富士フィルム、NECなどの企業の専門家が現状を踏まえた講義や演習を行ないます。
・研究指導科目:「データサイエンス研究」では論文指導を受け修士論文を作成します。研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。
・修士学位論文は、「リサーチ・クエスチョンの質」「プレゼンテーションスキル」「質疑応答能力」に基づき、審査します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

 学位プログラム「データサイエンス」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、次世代のデータサイエンスを担う次のような志ある人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
・数学や統計学、プログラミングの大学学部教育は必ずしも必要ないが、データサイエンスに必要な数学や統計学、プログラミングを身に着けるための基礎的知識と高い目的意識をもち、真摯に学習に取り組む意欲を有する。
・知的好奇心に富み、論理的な分析力、粘り強い行動力や協調性を有し、データサイエンス分野で活躍が期待できる。
・データサイエンスと医学のスキルを身に着け、それにより社会貢献を行うという高い志を持ったもの。

入学者選抜の方針
・入学前に本プログラムが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
・英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
・語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
・面接試験では、本プログラムに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。
公衆衛生学・グローバルヘルス 学位プログラム

教育目標

順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「公衆衛生学・グローバルヘルス」では以下の通りに教育目標を定めています。

 公衆衛生学とは、人々の健康増進ならびに疾病による負担や健康水準の格差等の健康への脅威に対処することを目的として、コミュニティーレベルからの実践に繋げる学問です。
社会情勢の目まぐるしい変化の中で人々を取り巻く環境は想像を超える速さで変化し続け、21世紀の健康・医療問題はますます複雑・多様・グローバル化してきています。その解決には、従来からある医療、あるいは、生命科学に関する知識・技能のみで対応することは困難であり、医学、社会学、環境科学、経済・経営学、法律学、倫理学、政策学等の領域毎の縦割り的な枠組みの思考ではなく、公衆衛生学が得意とする横断的で多面的な視点による考察、アプローチが求められます。本学の本プログラムでは、このように複雑・多様・グローバル化する健康・医療の諸問題を解決するために、基礎となる疫学、生物統計学、保健政策、グローバルヘルス、行動科学、及び産業・環境保健学の科目に加えて、一般医学、医療倫理、医療管理、産業(環境)保健関連法規、医療経済・経営、各種演習・実習、及び国内外からの講師を招いた特別講義等が設置されています。これらの公衆衛生学に関連する様々な選択科目を修得することで、公衆衛生上の諸問題に対する解決能力を身につけ、実務、研究、教育、及び施策において専門的かつ指導的役割を国内外で果たす人材を育成します。

 本プログラムでは、単に公衆衛生学・グローバルヘルス領域の教育研究機関、行政機関、企業・シンクタンク、国際機関等で働く人材の輩出を目指すだけでなく、行政機関の医師、歯科医師、薬剤師、保健師、栄養士等の専門職においては、さらなる能力向上に資する教育を提供することにより、以下のような人材を育成することを教育目標としています。
  • 公衆衛生学・グローバルヘルスの研究や実践を自立して活動するために必要な能力、及びその基礎となる知識、倫理観、そして、深い教養に基づく創造性に裏付けられた優れた人材。
  • グローバルな視野を持ち、国内外の健康に関する諸問題に、公衆衛生学・グローバルヘルスの知識の方法論を活用して対処できる人材。
  • グローバルな視点から健康格差や脆弱者の健康の現実を見極め、健康課題の解決を通して人類が直面する課題に貢献したいという高邁な理想を持ちあわせている人材。
  • 公衆衛生学の研究や実践を自立して活動するために必要な能力、及びその基礎となる知識、倫理観、そして、深い教養に基づく創造性に裏付けられた優れた人材。
  • グローバルな視野を持ち、国内外の健康に関する諸問題に、公衆衛生学の知識の方法論を活用して対処できる人材。

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)

 学位プログラム「公衆衛生学・グローバルヘルス」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して32単位以上を修得し、以下に示す医学研究に必要な倫理性と、専門性の高い知識と優れたコミュニケーション能力、国際性を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(公衆衛生学)(Master of Public Health: MPH)の学位を授与します。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
  • 幅広い公衆衛生学・グローバルヘルスの基礎、及び専門的な知識を有している。
  • 公衆衛生・グローバルヘルスの研究に必要な目的意識と倫理観を備え、真摯に取り組む姿勢を身に着けている。
  • 国内外の保健、医療、及び福祉に関する諸問題の解決に向けた対応策を提案し、問題解決を図ることができる。
  • 国内外の健康課題解決に向けた多職種との連携体制を構築し、成果を発信するために必要なコミュニケーション能力や、柔軟にかつレジリエントに物事を進めるリーダーシップ能力を身につけている。
  • 多様な価値観や文化的習慣を有する人々と円滑なコミュニケーションができる外国語運用能力と異文化理解能力を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 学位プログラム「公衆衛生学・グローバルヘルス」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。
 本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、公衆衛生学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
  • 医学部等の医療系学部以外の出身者が、幅広く一般医学の基本的知識を身に付けることを目的として、医科学コースの必修科目の中から「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」「医科学概論Ⅲ(内科系分野)」の履修を必須としています。
  • 基礎教育科目:
    公衆衛生学・グローバルヘルスの基礎的知識を修得し、のちに専門的研究力を身に付けるために必要となる基礎的な能力を修得するカリキュラムを編成します。「公衆衛生」の基礎となる5分野である「疫学」「生物統計学」「健康行動科学」「保健政策・医療管理学」「産業・環境保健学」を必修科目としています。
  • 専門教育科目:
    「公衆衛生学」を主な専門領域とする場合は、疫学分野から「疫学研究デザイン演習」、生物統計学分野から「データ解析演習」、保健政策・医療管理学分野から「公共政策学」「医療倫理学」、グローバルヘルス分野から「グローバルヘルス概論」、健康行動科学分野から「健康行動科学演習」の履修を必須としています。
  • 専門教育科目:
    「グローバルヘルス」を主な専門領域とする場合は、保健政策・医療管理学分野から「医療倫理学」、グローバルヘルス分野から「グローバルヘルス概論」「グローバルヘルス演習」「国際保健学」の履修を必須としています。
  • 「公衆衛生学」「グローバルヘルス」の専門領域に関わらず、医学研究に必要な高度な倫理観と、安全に研究を行うための知識を身につけることを目的として「医療倫理学」を必修科目に位置付けています。
  • 本プログラムでは、公衆衛生的課題の抽出、研究計画の立案、疫学的手法による研究遂行、そして論文作成を可能とする実践力を身につけるように指導します。指導は国内外での研究経験豊かな教員が担当します。
  • 研究指導科目:
    「公衆衛生学・グローバルヘルス研究」を配置し、研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。
  • 修士学位論文は、「リサーチ・クエスチョンの質」「プレゼンテーションスキル」「質疑応答能力」に基づき、審査します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

 学位プログラム「公衆衛生学・グローバルヘルス」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、以下に示す資質・教養・社会性等の水準を満たし、次世代の公衆衛生を担う人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
  • 公衆衛生学・グローバルヘルス学位プログラムの研究と実践の能力を修得するために必要な基礎及び専門的な知識や技能を有している。
  • 物事を多角的、かつ広い視野で見ることができ、柔軟な思考能力を身につけている。
  • 国内外の社会的健康課題に関心を持ち、不断前進の姿勢で、その解決を目指す意志を有している。
  • 協調性や柔軟性をもって異文化を理解しようとする姿勢を持ち、外国語を使って世界の人々とコミュニケーションがとれる。

入学者選抜の方針
  • 入学前に公衆衛生学コースが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
  • 英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
  • 語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
  • 面接試験では、公衆衛生学コースに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。
クリニカル・トランスレーショナルサイエンス 学位プログラム

教育研究上の目的

 順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「クリニカル・トランスレーショナルサイエンス」では以下の通りに教育目標を定めています。
 近年、本邦の臨床研究力の低下が指摘されています。臨床医学コア・クリニカルジャーナル採択数は低迷し、欧米諸国に引き離されている現状があります。研究力低下を挽回すべく、本邦の臨床研究を取り巻く環境は、著しく変化してきています。平成27年4月には日本医療研究開発機構(AMED:Japan Agency for Medical Research and Development)が設立され、臨床研究の基盤整備が進み、医療研究の予算管理が一元化されました。また、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担う病院として「臨床研究中核病院」が、医療法上に位置付けられました。
 そのような潮流において、アカデミアの現場では、質の高い「臨床研究者」および「臨床研究支援者」の養成が急務です。本邦の臨床研究力低迷の原因としては「臨床医(臨床研究者)」の統計学の知識不足、メディカルライティングの経験不足、研究デザインの体系的な学習機会が与えられていない等の要素が挙げられます。また、生物統計家、CRC(Clinical Research Coordinator)、モニター、プロジェクトマネージャー、データマネージャー等の「臨床研究支援者」の数も不十分です。
 本学の臨床研究支援体制は、平成30年1月1日に臨床研究支援センターから臨床研究・治験センターに組織が再編されるとともに、規模が拡充されました。また、令和2年3月には、国内13施設目、私立大学2施設目の「臨床研究中核病院」に認定されました。また、本学は、6附属病院を合わせると、約3,500病床(令和3年4月1日時点)、平均外来患者数約10,000人※、平均入院患者数約3,000人※と日本トップクラスの臨床実績を有しています。さらには、順天堂大学医学部附属順天堂医院は、平成27年12月に、医学教育とヒトに関する研究のプログラムを兼ね備えた大学病院の本院として、わが国で初めて「JCI(Joint Commission International)」による認証を取得しています。
※令和2年度データ

 本プログラムでは、令和3年6月時点で、「JCI」と「臨床研究中核病院」の両方を有する順天堂医院の豊富な臨床データおよび、充実した臨床研究支援組織(臨床研究・治験センター)を最大限に活用し、実践力を重視した、次のような「臨床研究支援者」を育成することを教育目標としています。
  • クリニカルクエスチョンの構造化、プロトコール作成、データマネジメント、モニタリング、統計解析等、臨床研究を支援する上で必要な、基本的知識、方法論、実践スキルに習熟した人材。
  • 臨床研究コーディネーター、生物統計、データマネジメント、モニタリング等の臨床研究支援業務を幅広く理解し、多職種連携を高めるチームマネジメント能力に優れた人材。
  • 臨床研究者の持つ視点を理解し、臨床研究者とのコミュニケーションを通じ、臨床研究者―支援者間の円滑な連携体制を構築できる人材。

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)

 学位プログラム「クリニカル・トランスレーショナルサイエンス」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して32単位以上を修得し、
 以下に示す医学研究に必要な倫理性と、専門性の高い知識と優れたコミュニケーション能力、国際性を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(公衆衛生学)(Master of Public Health: MPH)の学位を授与します。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
  • 臨床研究および臨床研究支援に関する幅広い知識と、根拠に基づく医療[EBM(Evidence-Based Medicine)]の深い知識を身に付けている。
  • 「臨床研究法」を理解し臨床研究に関する倫理的な問題を認識して適切に行動することができる。
  • 最新の臨床研究及び臨床研究支援に関する知識を獲得し、自らが直面する臨床研究支援上の問題に対し科学的根拠に自らの経験を加味し、問題解決を図ることができる。
  • 臨床研究を成功させるために、臨床研究者―支援者間の円滑な連携体制が必要不可欠であることを理解し、率先して臨床研究者-支援者間の橋渡しを実践する能力を有する。
  • 本邦のみならず、諸外国の臨床研究を取り巻く環境を理解し、世界の臨床研究に関する諸問題を理解することができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 学位プログラム「クリニカル・トランスレーショナルサイエンス」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。
 本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、公衆衛生学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
  • 医学部等の医療系学部以外の出身者が、幅広く一般医学の基本的知識を身に付けることを目的として、医科学コースの必修科目の中から「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」「医科学概論Ⅲ(内科系分野)」の履修を必須としています。
  • 基礎教育科目:
    クリニカル・トランスレーショナルサイエンスの基礎的知識を修得し、のちに専門的研究力を身に付けるために必要となる基礎的な能力を修得するカリキュラムを編成します。「公衆衛生」の基礎となる5分野である「疫学」「生物統計学」「健康行動科学」「保健政策・医療管理学」「産業・環境保健学」を必修科目としています。
  • 専門教育科目:
    疫学分野から「臨床疫学」「疫学研究デザイン演習」、生物統計学分野から「疫学研究データ管理学」「データ解析演習」、保健政策・医療管理学分野から「医療倫理学」の履修を必須としています。
  • 医学研究に必要な高度な倫理観と、安全に研究を行うための知識を身につけることを目的として「医療倫理学」を必修科目に位置付けています。
  • 本プログラムでは、令和3年6月時点で、私立医科大学としては数少ない「臨床研究中核病院」の承認を得ており、豊富な臨床データと、充実した臨床研究支援基盤を基に、各診療科に所属する臨床経験豊かな臨床医と連携した教育を実践します。
  • 研究指導科目:
    「クリニカル・トランスレーショナルサイエンス研究」を配置し、研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。
  • 修士学位論文は「リサーチ・クエスチョンの質」「プレゼンテーションスキル」「質疑応答能力」に基づき、公正かつ厳正に審査します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

 学位プログラム「公衆衛生学・グローバルヘルス」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、以下に示す資質・教養・社会性等の水準を満たし、次世代の公衆衛生を担う人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
  • 公衆衛生学・グローバルヘルス学位プログラムの研究と実践の能力を修得するために必要な基礎及び専門的な知識や技能を有している。
  • 物事を多角的、かつ広い視野で見ることができ、柔軟な思考能力を身につけている。
  • 国内外の社会的健康課題に関心を持ち、不断前進の姿勢で、その解決を目指す意志を有している。
  • 協調性や柔軟性をもって異文化を理解しようとする姿勢を持ち、外国語を使って世界の人々とコミュニケーションがとれる。
入学者選抜の方針
  • 入学前に公衆衛生学コースが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
  • 英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
  • 語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
  • 面接試験では、公衆衛生学コースに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。
ヘルスコミュニケーション 学位プログラム

教育目標

順天堂大学及び医学研究科の教育目標に基づき、学位プログラム「ヘルスコミュニケーション(医療通訳)」では以下の通りに教育目標を定めています。

 近年、訪日外国人旅行者や在留外国人の増加により、医療機関を受診する外国人患者が著しく増加しており、これまで外国人患者の受診がなかった地域でも外国人患者の受診が珍しくない状況です。このような現状を背景として、現在、医療機関では、外国人患者の受入れ体制の整備が急務となっています。しかし、外国人患者の受け入れをしている病院の多くが、外国人患者への言語による対応や、文化・生活習慣の違いを踏まえた対応に困難を感じているのが現状です。外国人診療における言葉の問題はグローバル社会の課題であり、日本における医療通訳者の育成は重要な課題とされています。
ヘルスコミュニケーション学は、コミュニケーション学という独自の理論、 方法論を、医療・公衆衛生へ応用した学問です。ヘルスコミュニケーション学の具体的な研究分野としては、1)医療従事者・医療消費者間のコミュニケーション、 2)医療従事者間のコミュニケーション、 3)医療消費者間のコミュニケーションがありますが、医療従事者・患者間のコミュニケーションのうち医療従事者と外国人患者間のコミュニケーションに焦点を当てた学位プログラムは、我が国において未だ少ない状況にあります。そこで、本プログラムでは、「厚生労働省の医療通訳養成カリキュラム」に基づく認定医療通訳者養成講座を修め、医療通訳に必要な専門的知識、技法を体得する。その上で、医療通訳を必要としている外国人患者や家族に適切な支援を提供し、医療者と外国人患者間の仲介者として、コミュニケーションを支援・研究する、医療・公衆衛生分野において重要な役割を果たす人材を育成します。

 順天堂大学医学部附属順天堂医院は、高度医療、先進医療を提供する病院として、厚生労働省に認定された「特定機能病院」でありますが、海外からの受診希望者への相談対応および受け入れや、日本滞在中の外国人の方が医療を必要とした際の支援体制を充実させるため、2018年7月1日に国際診療部を設立しました。このように充実した国際診療支援組織を最大限に活用し、実践力を重視した、次のような人材を育成することを教育目標としています。
・ヘルスコミュニケーションの研究や実践を自立して活動するために必要な能力、及びその基礎となる知識、倫理観、そして、深い教養に裏付けられた創造性豊かな優れた人材。
・国際的な視野を持ち、海外の医療文化・習慣について十分に理解し、医療従事者と外国人患者間の仲介者として、円滑な医療提供体制を構築できる人材。
・ヘルスコミュニケーション学領域において専門性を深めるとともに、学際的な視点をも養い、国内外の医療の場をはじめ、広く高度な専門的職業人として活躍・貢献できる人材。

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)

 学位プログラム「ヘルスコミュニケーション(医療通訳)」では、標準修業年限(2年)在籍し、教育目標に定める人材を育成するために設定した所要科目を履修して33単位以上を修得し、以下に示す専門性の高い知識と優れたコミュニケーション能力、国際性を身に付けるとともに、指導教員から必要な論文指導を受け、研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、修士(公衆衛生学)(Master of Public Health: MPH)の学位を授与します。
また、本プログラムを修了することにより、一般財団法人日本医療教育財団における医療通訳技能認定試験の基礎・専門試験の受験資格を得ることができます。

修了時に修得しているべき資質・教養・社会性等
・ヘルスコミュニケーション学に関する十分な基礎、及び専門的な知識を有している。
・ヘルスコミュニケーション領域の研究を遂行する能力と研究成果を発信できる能力を有する。
・多様な価値観や文化的習慣を有する患者と円滑なコミュニケーションができる外国語運用能力と異文化理解能力を身につけている。
・高度な専門性を求められる医療通訳者に必要な能力及びチーム医療の一員としての強い責任感と高い倫理観を身に着けている。
・円滑でかつ安全な医療を提供するために、率先して医療従事者-患者間の仲介を実践する能力を有する。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 学位プログラム「ヘルスコミュニケーション(医療通訳)」では、学位授与の方針に掲げる知識・技術の修得を目指し、体系的な教育課程を編成し実施しております。また、授業科目の成績評価は、専門的知識・技術を発展的に活用できる能力を評価します。

 本プログラムでは、学位授与方針に掲げる高度な知識・技能を修得させるため、公衆衛生学の基礎的知識を身に付けた上で、更に専門的な知識・技能・研究力を身に付けるために体系的に教育課程を編成し、実施します。
・医学部等の医療系学部以外の出身が、一般医学の基本的知識を身に付けることを目的として、展開医科学プログラムの必修科目の中から「医科学概論Ⅰ(生化学・生理学)」「医科学概論Ⅱ(人体機能構造学)」「医科学概論Ⅲ(内科系分野)」「医科学概論Ⅳ(外科系分野)」の履修を必須としています。
・基礎教育科目:公衆衛生学の基礎的知識を修得し、のちに専門的研究力を身に付けるために必要となる基礎的な能力を修得するカリキュラムを編成します。「公衆衛生」の基礎となる5分野である「疫学」「生物統計学」「健康行動科学」「保健政策・医療管理学」「産業・環境保健学」を必修科目としています。
・専門教育科目:健康行動科学分野から「ヘルスコミュニケーション」、保健政策・医療管理学分野から「医療倫理学」、グローバルヘルス分野「国際感染症学」、医療通訳専門教育として「医療通訳概論」「医療通訳演習」「医療通訳病院実習」「健康と文化・社会」を必修科目としています。
・医学研究に必要な高度な倫理観と、安全に研究を行うための知識を身につけることを目的として「医療倫理学」を必修科目に位置付けています。
・本プログラムでは、ヘルスコミュニケーション領域における課題の抽出、研究計画の立案、疫学的手法による研究遂行、そして論文作成を可能とする実践力を身につけるように指導します。指導は国内外での研究経験豊かな教員が担当します。
・研究指導科目:「ヘルスコミュニケーション研究」を配置し、研究計画書に基づいて研究を遂行し、厳格な評価の下、研究成果の中間発表、修士論文の審査及び試験を基準に基づき適切に実施します。それらの評価結果の活用を通じて教育方法の改善を図ります。
・修士学位論文は、「リサーチ・クエスチョンの質」「プレゼンテーションスキル」「質疑応答能力」に基づき、審査します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

 学位プログラム「ヘルスコミュニケーション(医療通訳)」では、教育目標に定める人材育成を目的とし、以下に示す資質・教養・社会性等の水準を満たし、次世代の公衆衛生を担う人材を受け入れます。

入学時に修得しているべき資質・教養・社会性等(求める学生像)
・ヘルスコミュニケーション領域において真摯に研究に取り組み、自らの持つ感性と倫理観を絶えず磨いていく意欲を有する。
・知的好奇心に富み、論理的な分析力、粘り強い行動力や協調性を有し、ヘルスコミュニケーション分野で活躍が期待できる。
・ヘルスコミュニケーション領域研究成果の応用を通じて地域・社会に貢献しようとする志を有する。
・入学後の研究ビジョンがあり、継続的に自己研鑽に励み、外国語を含むコミュニケーション能力を身に付け、新たなことに挑戦しようとする強い意志と意欲を有する。

入学者選抜の方針
・入学前に本プログラムが求める水準を満たしているかどうかを確認するために、語学試験及び面接試験を実施します。
・また出願前に、本プログラムが求める水準を満たしているかどうかを確認するため、本プログラム担当教員による事前面談が必須となります。事前面談では、厚生労働省医療通訳養成カリキュラムに従いCEFR B2相当の語学力が身についているか、また、目的意識と倫理性および積極的態度を有しているか、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーションを通じて確認します。
・英語試験に関しては、TOEFL、TOEIC等のスコアを基準に、英語論文が理解できる能力を有するかどうかを判断します。
・語学試験で、修得しているべき知識・能力を有していると判断された者に対しては、面接試験のみ実施します。
・面接試験では、本プログラムに必要な目的意識と倫理性および積極的態度を有しているかについて、コミュニケーションを通じて判断します。さらには、自分の考えを適切に表現することができるかどうかについて、対話によるコミュニケーション能力を通じて評価します。