教育 海外研修へ向けた取り組み

順天堂大学医学部では、より実践的な留学を目指してさまざまな支援を行っており、大学の正式な海外実習プログラムにて、多くの学生を派遣しています。

プログラム施設の例(202212月時点)

アメリカ Stanford University
University of Hawaii
Johns Hopkins University

MD Anderson Cancer Center (MDACC)

University of Minnesota
Vanderbilt University
イギリス

公益財団法人医学教育振興財団(英国短期留学)

University of Cambridge

Newcastle University
ドイツ

Charité – Universitätsmedizin Berlin

中国 China Medical University

Peking University Health Science Center

シンガポール

National University of Singapore

Johns Hopkins University(ジョンズ・ホプキンス大学)と順天堂大学は、2022年に教育的包括同意(MOU)を締結しました。

学年や将来の希望に応じて、研究、臨床、そして語学学習を中心に下記のプログラムがあります。

基礎研究医養成コース
基礎ゼミナール短期研究留学プログラム

基礎研究医養成コースに仮登録、または本登録をしている学生を対象に研究指導を行い、3年生ではジョンズ・ホプキンス大学での夏期研究留学に参加します。

対象

1年生から

参加条件
  • 基礎研究医養成コースに仮登録、本登録をしていること。
  • 研究に対して真摯に取り組み、コミュニケーション能力に抵抗のない学生が望ましい。

分子病理病態学講座 安川武宏准教授の指導のもと、海外のラボで活動できる手技とリサーチマインドを養成します。
3年生の夏にジョンズホプキンス大学へ研究留学して海外のラボを経験し、帰国後はさらに研究を深めていきます。海外の学会での発表や論文作成にも取り組みます。

海外臨床実習(海外ポリクリ)

5年次の選択実習、6年次の学生インターンシップ実習では、最大8週間の期間で国内の初期研修医募集病院の他に、海外の大学・病院で実習することが出来ます。

一部の協定校などで実習を修めた学生に対しては、奨学金が支給されます。帰国後の報告会では英語での発表を行います。

ジョンズホプキンス大学での海外臨床実習を希望すると、正式なプログラムとしてGradeの付与が認められていますが、実習費が高額です。実習費については、一定の条件を満たし、学内選考で選ばれた場合、大学から2名を上限にサポートがあります。

参加条件
  • 学内メディカルテクノロジーシミュレーションセンターで事前の教育を修めること。
  • 順天堂国際医学教育塾(※1)において、臨床マナーについて学習をしていること。
  • 4年時にジョンズホプキンス大学での実地研修(Boot Camp)を修めていること。
  • Boot Camp(※2)にて修了証を交付されていること。
(※1)順天堂国際医学教育塾

高度に専門的なアカデミック・イングリッシュを習得するために設けられたカリキュラム外のコース。USMLE(米国医師国家試験)やTOEFLIELTS対策、英語による医療面接・診断技法を習得するコース等が用意されています。

(※2)Boot Camp 

ジョンズホプキンス大学で、4年生の夏に1週間、現地シミュレーションセンターで診療手技を学びます。一定の成績を修めると修了証が交付されます。

International student Workshop

期間

2023年8月3日~2023年8月16日(予定)

場所

JHU Homewood Campus

時間

AM 英語の正しい発音、発声について/PM 研究室で使える英語の学習

「ラボで使える正しい英語」の習得をめざします。受講料は原則無料ですが、航空券と現地滞在費は別途必要です。
ジョンズホプキンス大学大学院へ留学準備中の留学生約15名と一緒に学習を進めます。主にアジア圏からの留学生が中心です。
「基礎研究医養成コース」からジョンズホプキンス大学への留学を考えている場合、参加しているとラボでのコミュニケーション力に役立ちます。