医学研究科(修士課程) 教育概要

医科学専攻(修士課程)

本学大学院医学研究科医科学専攻(修士課程)は、医学部以外の教育を受けた学生を受け入れ、医学・生命科学・医療学等の知識が系統的に習得できるカリキュラムのもと、創造的で幅広い視野を持ち、生涯にわたって医科学と向き合う姿勢を保ち続けることができる専門職業人や研究の担い手を養成します。

専攻 医科学
取得学位 修士(医科学)
Master of Science (Medicine)
医科学コース
・展開医科学 学位プログラム
・臨床遺伝学(遺伝カウンセリング) 学位プログラム
・データサイエンス 学位プログラム
・International Medical Sciences 学位プログラム(秋入学)
修士(公衆衛生学)※
Master of Public Health
公衆衛生学コース
・公衆衛生学・グローバルヘルス 学位プログラム
・クリニカル・トランスレーショナルサイエンス 学位プログラム
・ヘルスコミュニケーション 学位プログラム
・Global Health 学位プログラム(秋入学)
標準修業年限 2年

ヘルスコミュニケーション プログラムの取得学位変更について(2023年4月入学より)

本学大学院医学研究科医科学専攻(修士課程)では、2023(令和5)年4月入学者からヘルスコミュニケーションの学位プログラムを修了した者に対して、国際通用性の高い修士(公衆衛生学)(Master of Public Health: MPH)を授与することといたしました。授与学位の変更に伴い、開講する授業科目も公衆衛生学関連の科目に変更されます。

※2022年4月以前のヘルスコミュニケーションプログラム入学者は従来通り「修士(医科学)」が授与されます。

学位取得の流れ

1年次
1.入学式/オリエンテーション(4月)
2.コースワークの設定(履修登録)
特別研究科目の選択(指導教員決定)
学修計画の設計と研究テーマの決定
3.授業(必修科目・選択科目・特別研究)
4.研究計画書の提出
5.研究倫理教育(APRIN eラーニングプログラム:eAPRIN)大学院低学年コース

2年次
1.学位論文進捗中間審査(9月)
2.学位論文申請(12月)
3.学位論文受理可否審議(1月)
4.学位論文審査(1月~2月)
5.研究倫理教育(APRIN eラーニングプログラム:eAPRIN)大学院高学年コース
6.合否判定(3月研究科委員会)
7.学位記授与、大学院修了式(3月中旬)

学位取得:修士(医科学)または修士(公衆衛生学)

高度専門職業人

医学分野以外の教育を受けられた方のうち、すでに医学・医療分野で活躍する社会人の方には、専門職者としてリーダーシップを発揮できる医療人として、また、専門性を更に高め、研究者の立場に立って助言できるリサーチアドミニストレーターとして養成します。医学医療の基礎を学んだ経験が無い方にも、基礎医学および基礎臨床医学分野の総合的基礎医学知識を学ぶ機会を提供し、将来、医療関連分野の現場で活躍できるリーダーとして育成します。

博士課程への進学

特別研究科目において関心のあるテーマを研究指導担当教員と探究し、得られた専門知識を医科学研究の発展のため継続的に活かすことのできる学際的な人材を養成します。博士課程への進学を目指す方は、修士課程修了後、本学大学院医学研究科(博士課程)へ進学し、将来、大学の研究員・技術員、官公庁、企業、病院等医療分野への就職も期待されます。

修士課程修了後に博士課程への進学を検討されている方へ

順天堂大学内で「定期語学試験」を年間4回実施しており、修士課程在学中に受験することができます。この定期語学試験に合格すると、博士課程入学試験の語学試験が免除される制度があります。

履修管理システム

医学研究科では、大学院生の研究環境を支援するため履修管理システム(研究進捗ポートフォリオシステム)を導入しています。履修計画の作成、最新の授業日程の確認・資料のダウンロード、補講のための動画視聴、在学中の学修実績・研究業績(資格取得、論文発表,学会発表,研究費の獲得,受賞,特許出願など)の情報を蓄積するポートフォリオなどの機能を備えています。

履修管理システム

APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN)

医学研究科では、APRIN eラーニングプログラム (eAPRIN) に機関登録をしています。文部科学省の公正な研究活動の推進に向けた「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」においては、研究倫理教育が必須とされる予定であることから、大学院生もこのeラーニング講座の受講が必須となりました。

修了要件

基礎教育科目、専門教育科目、特論科目、研究指導科目から計30単位以上を修得し、必要な論文指導を受け、本大学院が行う修士論文の審査及び最終試験に合格すること。
※基礎教育科目、専門教育科目、特論科目、研究指導科目のそれぞれ必要な単位数は学位プログラムによって異なるため、展開医科学臨床遺伝学(遺伝カウンセリング)、公衆衛生学・グローバルヘルスクリニカル・トランスレーショナルサイエンスデータサイエンスヘルスコミュニケーションそれぞれから確認すること。