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教育Education

カリキュラム

教育カリキュラム

本学大学院医学研究科博士課程の講義は、基礎教育(必修)、実践教育(選択必修)、レクチャ・シリーズ(選択必修)、専門コース(必修・選択)、専門研究(必修)の5つから構成されています。

博士_カリキュラム図

1年次 必修 基礎教育 Basic Course

Basic Courseでは、大学院における初期教育として、がん学、免疫学、遺伝医学、臨床薬理学、形態学的手法、統計学的手法、動物実験やRI・放射線の基礎、医療情報システム、リスクマネージメント、医事法制学といった研究手法の原理・科学的思考法などの基礎知識を学習します。

1年次 必修 基礎教育 Research Support Course

Research Support Courseでは、研究基盤センターの各研究室(生体分子研究室,細胞機能研究室,超微形態研究室,細胞病理イメージング研究室,アイソトープ研究室,共同研究・研修室,疾患モデル研究室,放射線管理室)より、研究施設の概要、設置機器等の説明及び利用上の注意等の講義を行い、今後、研究基盤センターの研究施設を有効に利用し、研究を発展させていく場となることを目標とします。
研究基盤センターの詳細については、別冊シラバス「研究施設の概要」に掲載しています。

2年次 必修 基礎教育 Advanced Course

Advanced Courseでは、学位論文を作成するための基礎的な教育として、研究計画の立て方、論文の作成方法、研究行動規範、効果的なプレゼンテーション方法、知的財産管理など論理的思考、課題解決法、表現力の基本を学習します。

1年次 選択必修 実践教育

実践教育には、15のコースワーク(分子病態生物学、画像病理形態学、ライフサイクル医学、免疫アレルギー学、腫瘍医学、神経医科学、ライフスタイル医学、社会の中の医学、再生・再建医学、動物実験、耐性菌分離と同定法体得、臨床統計入門、臨床統計応用、医療・医学入門、臨床オミックス)があります。それぞれ基礎医学系と臨床医学系双方が連携して講義・演習・実習を組み合わせた統合化した授業内容となっています。大学院生のキャリアパスに応じてコースを選択できます。1年次に1つのコースを選択します。希望によっては、2年次以降に追加で選択することも可能です。

1~3年次 選択必修 レクチャ・シリーズ

レクチャーシリーズは、大学院特別講義、E-Learning、Current Topics等で構成され、夜間開講の科目が多く、1年次から4年次にまたがって履修できます。この科目群は、関連領域の研究を幅広く学習すると共に、大学院生としての豊かな教養の涵養と国際的通用性を身につけることが学習目標です。日本語クラスや英語集中プログラム、英語による講義シリーズも用意されています。Current Topicsは、特別に各講座・研究室、寄付講座等において国内外から研究者を招聘したときに開催される講演会等で構成されます。毎年多くの国際的な研究者が招聘されますので、これらの特別講義等を通して世界における医学の進歩を体験して知的関心を深めることができます。

1~4年次 必修 専門コース

専門コースは、主専攻とする主科目コース、主専攻を補完する科目の副科目コースからなり、高度な知識、技術を身につけ、自らの専門性を高めるための授業です。専門コースには、研究者養成コース、高度臨床専門家養成コース、スペシャリスト養成コースから構成されています。
スペシャリスト養成コースには、本学を拠点とした「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の実践コースである「次世代先導的がん研究者養成コース」があり、本学独自のがん研究者養成カリキュラムを提供しています。また、COEプログラムを契機に本研究科に新設された感染制御専門家養成コースでは多種多様な分野に国内外で活躍する感染制御科学者を多く輩出しています。さらに健康・予防医学専門家養成コースでは、スポートロジーセンタ-による研究が行われています。これらの授業には、各自の専門分野に関連させた専門科目のみ履修することもできます。

1~4年次 必修 専門研究

専門研究(必修)は、論文基礎・応用演習です。「論文作成指導」と「3年次ポスターセッション発表指導」から構成されます。論文の作成は自立した研究者として成長する大事なステップです。特に3年次から4年次には、論文作成の基礎・応用演習を通じて研究結果を論文としてまとめます。本学では、国際的な医科学雑誌(英文論文)への投稿を奨励しております。現在も多くが国際的に評価の高い医科学雑誌に発表されています。30単位以上の単位の取得・学位論文審査および試験によって大学院修了にふさわしい研究能力と学識が認定されれば、博士(医学)の学位が授与されます。
  • 大学院生は、専門プログラムの中の研究分野において、研究課題にふさわしい指導教授の下で、一人一人の希望に添った教育コースワークが組まれ、研究活動が進められます。授業は、講義・フィールドワーク・実験・自己学習等を組み合わせて構成されます。
     
  • 研究に従事しながら学会における認定医・専門医を取得すべく診療に参加することができます。履修管理・ポートフォリオシステムにより、認定医・専門医等の資格申請に必要とされる研究成果等の学修データの蓄積が可能となります。
  • 研究課題によっては、国内あるいは国外の他の大学院、研究所、医療機関等で研究を進めることができます。指導教授と相談の上、大学院医学研究科長に「学外施設学修申請書」を提出します。この制度を利用して毎年数多くの院生が国内外に留学し、活躍しています。
     
  • 本学大学院医学研究科では、学位授与率が非常に高いのが特徴です。これは院生一人一人について日常的なチュートリアル研究指導が十分なされているということの反映です。また、評価システムとして各年次の学修進捗度評価と3年次のポスターセッション(研究発表)における研究成果の中間評価が円滑な学位授与を支えております。
     
  • 本学では、大学院生も参加した大学院教員の教育力向上ワークショップを毎年実施し、グループワークによる討議内容を踏まえて恒常的にカリキュラムの点検、改善を行っています。

学位授与の条件

  1. 学位論文の審査と試験に合格した者に、博士(医学)の学位が授与されます。
  2. 本学医学研究科に3年以上在学し、所定の科目30単位以上を修得した者は、学位申請をすることができます。
  3. 学位授与には、査読制度の確立している学術誌の掲載証明書が必要です。原則として、3月定例医学研究科委員会(原則、3月第二火曜日)までに論文が掲載受理されない場合、学位審査に合格し、大学院修了式にて学位授与されていても(学術誌の掲載証明書が大学に提出されるまで)学位記は手渡されません。
なお、最終試験においては、以下の学位審査基準を総合的に判断して評価を行います。

学位審査基準

1.学位論文内容

  • 研究倫理が順守され、専門分野における学術的意義、新規性、創造性等を有している。
  • 得られた結果について正しい評価、適切な考察がなされた上で、論文が論理的に記述されている。
  • 研究の課題を認識し、今後の発展について明確な展望を持っている。

2.発表・質疑応答

  • 発表が論理的であり、わかりやすく構成されている。
  • 質問の内容を理解し、豊かで深い学識と高度な専門知識・技能に裏付けられた適切な回答ができる。